オーラルケアと健康 ②
前回から4日も更新をあけてしまいました。
また今日から心機一転頑張ります。
前回は
虫歯と歯周病についてざっと説明しました。
・虫歯と歯周病が抜歯の原因の大きなウェイトを占めているということ。
・おとな虫歯が増えているということ。
・歯周病は進行すると抜歯しか選択肢がないこと。などについて記載したと思います。
今回は歯周病と全身疾患との関係について記載します。
歯周病(菌)によって起こりうる疾患として、
・糖尿病
・認知症
・関節リウマチ
・動脈硬化
・心疾患
・骨粗鬆症
・誤嚥性肺炎 etc...
これらのようなものが挙げられます。
(糖尿病については歯周病と相互性があり、一概に 歯周病→糖尿病 とは言えないそうです。つまり歯周病⇔糖尿病 です)
そして今回はセミナーで詳しく話された
・認知症
・誤嚥性肺炎
についての詳細を書き留めたいとおもいます。
このようなタイトルをつけましたが、話を聞いているとなにも歯周病が認知症の発生率を引き上げているわけでは無さそうです。笑
どういうことかというと、結果
歯の本数と認知症の発生に相関性がある
ということでした。
つまり歯周病により歯の本数が減ってしまいますよね。歯が減ったことによって認知症が発生しやすくなっているよ って話でした。
そしてセミナーで表示されたグラフでは
顕著に歯の本数が少ない方の認知症発生率が上昇していました。
(そのグラフは追跡調査に基づいたものだそうで、信ぴょう性は高いです)
この場合の歯の本数は自分の歯の本数でしたが、入れ歯をしている/していないでも認知症の発生率に差が生まれていました。
入れ歯をしている人の方が認知症の発生率が低かったです。
まとめると、歯を使って咀嚼しているかどうかが認知症の発生と深く関係している。ということになります。
〜歯周病と誤嚥性肺炎〜
こちらについては特に高齢者での問題になっています。
誤嚥性肺炎は唾液分泌の低下、咀嚼力の低下などが原因になります。
歯周病により歯を失ってしまった方は咀嚼力が低下していると考えられます。
高齢者の方はお粥や煮物など柔らかいものを好みがちですよね。
これも咀嚼力の低下と関係しています。
さらに咀嚼力の低下は唾液分泌の低下とも関係しています。
私たちはお口の中で良く噛むことで、食べ物を砕き・唾液と絡ませて胃に送っています。噛むことは唾液分泌の促すのです。
高齢者の唾液分泌の低下の原因の1~2割は
(単純に)加齢 です。
また案外多いのは薬の服用によるものです。
加齢も薬の服用もなかなか止めることはできませんよね。
しかし唾液の分泌を簡単に促す方法があります。
・唾液腺マッサージ
・パタカラ体操
です。絵や写真がないと説明が難しいので、詳しくは説明しませんが(すいません)気になる方はググって頂けたらすぐに詳細が出てくるとおもいます。
二つとも試したのですが、非常に簡単でした。しかし正直なところ自分の年齢だと、食べるときにしっかり噛むことで問題解決できそうだなと思いました。ので現在のところこれらのことは実践していません。
1時間半に渡ってセミナー講習を受けてきました。自分の歯でご飯を食べることの大切さをしみじみと感じましたし、オーラルケア(歯磨き)を日々丁寧に行わないといけないなと思いました。(時々歯を磨かずに爆睡かましてしまうので、、、)
あとは定期的にプロ(歯医者さん)に見せることも大切です。
正しいオーラルケアは
セルフケア + プロフェッショナルケア
によって成り立ちます。
今日歯医者さん行ってこよ。
けーとでした。