OTC医薬品の価格と効果について
10日ほど前に、実習先の会長から【ロキソニンSシリーズ】について書かれた新聞記事を渡されました。
最近発売された
【ロキソニンSプラスプレミアム】という商品についてと、シリーズの売り上げとの事についてまとめられていて、面白いな〜と思ったので、自分の備忘録代わりに書きます。
〜ロキソニンSシリーズとは〜
第一三共が発売しているロキソプロフェンを主成分とした内服薬または外用材です。
飲むお薬として (内服薬)
・ロキソニンS
・ロキソニンSプラス
・ロキソニンSプラスプレミアム
の3つの解熱鎮痛剤が発売されています。
貼るもしくは塗るお薬として (外用剤)
・ロキソニンSテープ
・ロキソニンSパップ
・ロキソニンSゲル
が発売されています。
〜ロキソプロフェンとは〜
詳しい薬理作用や作用の仕方は端折りますが、
みなさんご存知の通り、解熱鎮痛剤です。
熱、頭痛、生理痛、歯痛などに使います。
特徴としては 【早く良く効く】といったところです。
そして、【ロキソニンS】はこのロキソプロフェンのみの成分で作られています。
ロキソプロフェン"のみ"で作られていることで起こるのが、胃荒れです。
これはロキソプロフェンの作用機序上どうしても仕方ないものです。
製薬会社側もこの問題に対処するために、胃では作用せずに腸で溶けて作用するというシステムを使っていますが、当然全てを防げるわけではありませんので、胃の弱い方にはオススメできません。
またこれは同じ痛みでも、胃痛には効かないということも言えます。むしろ胃を荒らすので逆効果です。ご注意下さい。
そして、この胃荒れを防ぐべく出来たのが
【ロキソニンSプラス】です。
従来のロキソニンSに"酸化マグネシウム"という成分を加え、錠剤も小さくなり飲みやすくなりました。
〜酸化マグネシウムとは〜
こちらも作用機序等は端折って簡単に説明すると、胃粘膜を保護する成分になります。
これで、ロキソニンSのネックであった、胃荒れを防ぐことができます。
〜じゃあ新しく発売されたロキソニンSプラスプレミアムってどうなの??〜
ということになりますよね。
ロキソニンSプラスでよくね??
となるわけです。結論から言うとロキソニンSプラスで良いですし、もっと言うとロキソニンSでも良いです。(私は貧乏性なのでロキソニンSを使っています)
じゃあなんで第一三共はプレミアムを出したの?っという話に代わるわけです。
その答えを簡単に言うと、消費者側の
もっと強い鎮痛薬が欲しい〜〜!!!
という声に応えたからです。
(儲かるからです) (大声)
熱や痛みと言うものは人それぞれ度合いが違うといえども、言うまでもなくしんどいものです。働いていればなおさら。そんな時にもっと確実に痛みをとって欲しい。という方のためのお薬になっています。
ロキソプロフェン量は全シリーズ同じですが、このプレミアムには鎮痛作用の増強剤として何種類か成分が追加されています。
【もっと早く、強く効く】(ちょっぴり高い)
ロキソニンが誕生したわけです!!!!
余談ですが、生理痛が重くて辛そうな友人に教えてあげたらすごく喜んでました。
(第一三共のまわし者みたいになってるな私)
とざっとまとめるとこんな感じになります。
気になるお値段ですが、
ロキソニンS<ロキソニンSプラス<ロキソニンSプラスプレミアム
の順でお値段が高くなります。当然ですが、、、
貧乏性かつストロングな胃を持った私は、実際ロキソニンSしか買いませんが、もっと効果を感じたい方にはプレミアムをおすすめします。
ただ、解熱鎮痛剤というのは本当に相性があるお薬です。ロキソニンが全く効かないという方も当然います。『イヴが良い』『バファリンが良く効く』『アスピリンが合う』(私です) 等あります。
ロキソニンSシリーズについて長々と説明してきましたが、結局は合うお薬を使うのが一番です!!!(心理的にも)
〜最後に〜
全編を通して覚えておいて欲しいのは、
ドラッグストアで売っているお薬は
高価格=効果が高い
という法則があるという事ただ1つです!
(参考:第一三共ホームページ http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_loxonin-s/naifuku/)
では!